【完全版】社交ダンスのペアの決め方5選!募集の方法やひとりでの楽しみ方も紹介

北牧

こんにちは。プロダンサーの北牧雅文です。
社交ダンスを練習しいているけど、ペアがいなくて以下のようなお悩みを抱えていませんか?

競技会に出てみたいけど、ペアがいなくて困っている
具体的にどうやってペアを見つけるのか知りたい
ペアを選ぶときに何を重視すればいいのかわからない

社交ダンスにおいてペアの方とは長期に渡り付き合っていくことになるので、慎重に選びたいですよね。ペアとの外面や内面のマッチ度は、お互いの関係性はもちろんのこと、ダンスのパフォーマンスにも影響します。

そこでこの記事では、以下の内容について解説していきます。

  • 社交ダンスのペアの決め方
  • ペアを決めるときの注意点
  • ペアの募集方法

記事の最後には、内気な方や初心者の方でもペアを見つけやするためのおすすめの方法を紹介しています自分に合う理想のペアを見つけたいと思っている方は、ぜひ最後までご覧ください。

目次

社交ダンスのペア 決め方5選

大学の競技ダンス部では、先輩が後輩のペアを決めるのが一般的。しかし、社会人になってから社交ダンスを始めた方は、ペアを自分で探さないといけません

そこでここでは、初心者でもできるペアの探し方を5つ紹介します。

  1. 教室に通う
  2. サークルに行く
  3. 先生・友人の紹介
  4. ネット掲示板を使う
  5. SNSを活用する

それぞれの具体的な探し方だけでなく、メリット・デメリットも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

1. 教室に通う

社交ダンスをペアを見つけたいなら、教室に通うのがおすすめです。まずは同じ教室に通っている生徒に話しかけ、親交を深めましょう。

気になる人がいれば、何度か話してみたり一緒に踊ってみたりして、相性がよいどうかを考えてみてください。教室でペアを探すメリットとデメリットは、以下の通りです。

メリットデメリット
・ダンスのレベルが近い人が多い
・すでに面識のある人と組める可能性が高い
・ペアを組んだあと教室を練習として使える可能性が高い
・出会える人数が限定的
・解散したら気まずくなる可能性がある

社交ダンス教室でペアを探せば、面識のある方と組めるだけでなく、練習場所にも困らないでしょうただし、けんか別れなどをした場合、解消後はしばらく気まずくなってしまう可能性があるので注意が必要です。

そのため、教室でペアを見つけるなら慎重に判断するのがおすすめです。先生が相性がよさそうな人を紹介してくれることもあるので、相談してみてもよいでしょう。

2. サークルに行く

サークルに行くのも、社交ダンスのペアを見つけるのに有用な手段です。サークルには、社交ダンスを楽しみたい人が集まっています。

教室に通うよりも費用が安いことから、ペア探しのために頻繁にサークルを利用することも可能です。サークルで社交ダンスのペアを探すメリット・デメリットを、以下の表にまとめました。

メリットデメリット
・自分の理想の人を絞ることが可能
・ダンスのレベルが近い人が多い
・出会える人数が比較的多い
・競技会に出たいと思っている人が少ない傾向
・組むまでに時間がかかる

サークルに通ってたくさんの人と関わる中で、自分に合うペアが見つかる可能性があります。複数の人と踊った上でペアを見つけられるので、自分のレベルに近い人と組むことも可能です。

ただし、サークルには社交ダンスを楽しみたいと考えている人が多く、競技会を目指している人は少ない傾向にありますそのため、ペアを探し始めても組むまでに時間がかかることも。

競技会に出場するために本気で練習したいという方は、サークルよりも教室でペアを探すのがよいでしょう。反対に2人で楽しく踊れるようになりたいなら、サークルを利用するのがおすすめです。

3. 先生・友人の紹介

レッスンに通っていたり社交ダンス仲間がいたりするなら、紹介してもらえる可能性があります。1人でペアを探すよりも見つかりやすくなるので、先生や知人に相談してみましょう。

先生や友人に紹介してもらうメリットとデメリットは、以下の通りです。

メリットデメリット
・信頼している人から紹介してもらえる
・自分の理想に沿って探してもらえる
・自分に合った人を紹介してもらえる
・紹介してもらえる人数が少ない

先生やダンス仲間は、自分の性格や踊りのクセを知っているので、相性が良さそうな人を紹介してもらえるのがメリットです。紹介してもらえる人数は少ないですが、自分の知り合いだけで探すよりも見つかりやすいでしょう。

ペアを探しているなら、普段から募集中であることを周りの人に言っておくことをおすすめします。

4. ネット掲示板を使う

ネットには、社交ダンスのペアを決めるための掲示板があります。自分のプロフィールやどのような人を求めているのかを掲示板にアップすると、相談されることがあります。

また、掲示板を閲覧して気になる人にコンタクトを取ることも可能です。ネット掲示板を利用するメリット・デメリットは、以下の表にまとめました。

メリットデメリット
・自分の理想とマッチする可能性が高い
・社交ダンスへの想いが近い人を探せる
・住まいが近い人を探せる
・性格を判断する材料が少ない
・相手の実際のレベルがわからない

ネット掲示板を利用すれば、自分と同じ階級のペアが探せます。しかし、一緒に踊ってみないことには相性がよいのかわかりません。そのため、気になる人がいたら連絡を取り、一緒に練習してみましょう。

また、インターネット上でやり取りするだけでは、相手の性格を把握することが難しいです。出会い目的で投稿する人もいると言われているので、トラブルには巻き込まれないように、顔合わせは社交ダンス教室や練習場でするのがおすすめです

5. SNSを活用する

社交ダンスのペアは、SNSから探せます。例えば、Twitterの場合は#(ハッシュタグ)機能を使い、自分がペアを募集していることを投稿すると、リプライやDMが届きやすくなります

また、ペアを募集しているアカウントを探し、自分から連絡を取ることも可能です。社交ダンスのペア探しにSNSを利用するメリットとデメリットは、以下の通りです。

メリットデメリット
・多くの人に見てもらえる
・1度投稿すれば継続的に見られる
・連絡しやすい
・SNSを使っていない人には届かない
・性格を判断する材料が少ない

SNS上の募集はネット掲示板と同じで、相手の性格を判断する材料が少ないです。取り繕っている可能性もあるので、それを理解した上でSNSで募集・連絡するようにしましょう。

社交ダンスのペアの決め方ごとのメリット・デメリットまとめ

ペアの探し方を5つのメリット・デメリットをまとめましたので参考にしてみてください。

社交ダンスのペアを決めるときの2つのポイント

ペアの方とはこれからダンスのパートナーとして、長年付き合っていくことでしょう。特に競技会に出場希望の方はダンスの上達を目指し、ペアの方と長期にわたって練習を重ねる必要があるので相性が重要です。

だからこそ、外面だけでなく内面の部分も意識してペアを探すようにしましょう中でも身長と価値観は最も意識したい部分なので、それぞれ説明していきます。

1. 身長

一般的に、ワルツやタンゴといったスタンダードを踊る場合の理想の身長差は10cmと言われていますヒールの高さも加味した上で、お互いにステップを踏みやすい身長差だからです。

一方で、ルンバやサンバなどラテンの場合は、スタンダードほど身長差は気になりません。常にホールドしているわけではないので、男女で身長に差があってもスタンダードよりは踊りやすいでしょう。

しかし、ラテンでは女性が男性の腕をくぐるような動作があります。そのため、あまりにも女性の身長が高いと踊れない可能性があるので要注意です。

2. 価値観

身長などの外面より重要なのは、社交ダンスに対する価値観です。価値観が合わないと、練習頻度や取り組む姿勢などのズレが生じ、長続きしない可能性があります

そのため、ペアになるまえに目標や練習に対する想いなど、価値観を共有しておくことが重要です。可能な限り細かい部分まですり合わせておくと、後々の気持ちのすれ違いが防げます。

社交ダンスのペアとは長期にわたって一緒に過ごすので、人としても尊敬し合える関係性を築くのがベストです。安易に決断せずに、お互いが納得するまで話し合ってからペアを組みましょう。

社交ダンスのペアがいない、一人のときの練習方法2選

社交ダンスのペアを探してみたものの「なかなか理想の人に出会えない」「誘ってみたけど断られた」という方も多いのではないでしょうか。ペア探しには運やタイミングも関わるので、見つかるまでは1人で練習をして上達を目指すのがおすすめです。

1人の場合はレッスンを受けるだけでなく、シャドーと呼ばれる個人練習もすることになるでしょう。社交ダンスは2人で行う競技ですが、個々で練習することでペアとしてのレベル向上が見込めます

ここでは、1人のときの練習方法について解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

1. レッスンを受ける

ペアがいなくてもレッスンを受けに行くことで、社交ダンスが上達します。レッスンには個人レッスンとグループレッスンがあるので、目的に合わせて選択しましょう。

個人レッスンの場合は、プロの講師が一緒に踊ってくれるので、正しい体の動かし方が体で覚えられます。また、時間いっぱいを使って細かく指導してもらえるので、グループレッスンよりも早く上達します

グループレッスンでは、生徒同士でペアを組むことが多いです。複数の人と踊れるので、自分に合う人が見つかる可能性があります。

2. シャドーの練習をする

ペアがいないなら、シャドー練習をしましょう。社交ダンスでは1人で練習することを「シャドー」と呼びます。

シャドー練習をすることで、新しい振り付けを覚えたり自分の苦手な足形を復習できたりします。レッスンを受けている場合は、講師に言われた内容を思い出しながら体を動かすと、ダンスの上達の近道になるでしょう

ただしシャドーは1人で行うので、自分の気持ち次第で手を抜くことが可能です。ときには「たまにはサボってもいいかな?」「今日はこれくらいにでいいや」と考えることもあるでしょう。

しかし、社交ダンスは上達に時間のかかるスポーツです。特に初心者は、練習にかけた時間によって差がついていきます。競技会への出場が目標なら、ペアがいないときも練習に注力し、デビュー戦から活躍できることを目指しましょう。

社交ダンスのペア募集のやり方2選 

社交ダンスのペアの募集には、大きく分けて2つのやり方があります。

  1. 自分から声をかける
  2. 声がかかるのを待つ

募集方法ごとの注意点も紹介するので、ペアを探す際の参考にしてみてください。

1. 自分から声をかける

気になっている人がいるなら、自分から声をかけるのがおすすめです。自分から声をかけるので勇気がいりますが、待っているだけではチャンスを逃してしまう可能性があります。

そのため、早くペアを見つけたいなら悩ますに声をかけることが重要ですまた、声をかけずに他の人のペアになるよりは、コンタクトを取った上で判断してもらう方がスッキリするでしょう。

断られるのがどうしても不安なら、相手にペアを募集している旨を伝えましょう。一緒に踊ってみて気に入ってもらえたら、相手から相談してもらえる可能性があります。

直接話すと緊張してしまうなら、掲示板やSNSを利用するのもおすすめです。最初は画面上でのやりとりになることが多いので、対面で声をかけるよりハードルが低いでしょう。

2. 声がかかるのを待つ

自分からコンタクトをするのではなく、声がかかるのを待つ方法もあります。掲示板やSNSにペアを募集していることを投稿し、連絡が来るのを待ってみましょう。

そもそも掲示板の見つけ方がわからない人は「社交ダンス ペア 掲示板」「社交ダンス リーダー パートナー 募集」などと検索してみてください。複数の掲示板に投稿することで多くの人に情報が届き、連絡が来る可能性が高まります

しかし、インターネット上には出会い目的で連絡をしてくる人もいると言われています。そのため、顔を合わせる際は社交ダンス教室など、人が多いところにしましょう。

SNSを使う場合は、Twitterがおすすめですペアを募集しているという内容をツイートするときに、#(ハッシュタグ)をつけて投稿します。

ハッシュタグとは、特定のワードやトピックを分類・強調することで、ユーザーがそれらを見つけるのを簡単にする方法のことです。たとえば、以下のようなハッシュタグをつけて投稿すれば、社交ダンスのペアを探していることがアピールできます。

  • #社交ダンスペア募集
  • #社交ダンスリーダー募集
  • #社交ダンスパートナー募集

SNSも掲示板と同様、出会い目的で声をかけてくる人も一定数いるので、注意しましょう。

積極的にアプローチして社交ダンスのペアを見つけよう

ペアを見つけるためには、自分から積極的に見つけにいくのがおすすめです自分から声をかけるとなると勇気が必要ですが、理想の人が他の人のペアになってしまう前に行動しましょう。

競技会に出場して勝ち上げるだけでなく、社交ダンス自体を楽しむにはペア選びが重要です。長期にわたって同じペアで活動できるように、安易に組むのではなく、自分の価値観とかけ離れていないか十分に考えましょう。

「自分から声をかける勇気がない…」という方は、最初のステップとして教室に通ってみてください。教室に行けば社交ダンス仲間ができるので、ペアが見つかる可能性が高まります。

また、レッスンを受ければ個人の技術向上も目指せるので、競技会で活躍したいという方はには特におすすめです。このメディアを運営している北牧は、日本代表選手として活動していました。

現在は、関西を中心に社交ダンスのレッスンを行っているだけでなく、全国で講習を実施することも。また、社交ダンスをカジュアルに楽しんでもらえるように「令和舞踏会」というイベントも開催しています。

最新の情報は、公式LINEで発信しています。北牧のレッスン受講には入会金がかかりますが、公式LINEの友だち限定で無料になるので、ぜひ登録してみてください。

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この記事を書いた人

元WDSF世界選手権日本代表。社交ダンス発祥の地であるイギリス、現在の競技ダンスシーンを牽引するイタリアへと留学しダンサーとして世界を舞台に活躍。のちにダンススポーツテクニックの教本を作成したチームディアブロが主催するアカデミーにて、元世界チャンピオン・Benedetto Ferruggia & Claudia Koehler両氏に師事。国際的にスタンダードとなりつつあるダンススポーツテクニックを体系的に学んだ第一人者として、以後日本での育成・コーチ活動に従事している。

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