こんにちは。プロダンサーの北牧雅文です。
社交ダンスのラテン種目を練習するなら、ノリノリで踊れる曲に、ぜひ挑戦してみてほしい!
ラテン種目の楽曲を探す際には、以下のような悩みを抱える方が多い印象がありますが、あなたはいかがですか?
社交ダンスのラテン種目をかっこよく踊りたい
ラテン種目のおすすめ曲が知りたい
社交ダンス初心者でも踊りやすい曲があったらいいのに
社交ダンスのラテン種目をどうせ踊るなら、かっこいい・ノリノリの曲を選びたいですよね。曲はダンスの印象に関わる重要な要素なので、複数聴き比べて表現したいイメージに合ったものを選ぶのがおすすめなんですよね。
そこで、この記事では、以下の5種目の曲を紹介します。
- サンバ
- チャチャチャ
- ルンバ
- パソドブレ
- ジャイブ
1種目あたり5曲ずつ、合計25曲のラテンでのおすすめ曲を厳選しました。
中には、初心者におすすめの曲も紹介しているので、練習やデモの曲を選ぶ際の参考にしてみてください。
【種目別】社交ダンスおすすめ曲ラテン25選
まず社交ダンスのラテン種目について説明します。社交ダンスのラテン種目は、以下の5種類に分類されています。
- サンバ
- チャチャチャ
- ルンバ
- パソドブレ
- ジャイブ
それでは上記5つの種類のダンス、それぞれのおすすめ曲を聴き比べてご自身の使いたい曲を検討してみてくださいね。
サンバおすすめ曲5選
サンバは弾むような上下の動きや、激しい腰の振りが特徴の種目です。19世紀に南米で生まれたダンスで、4分の2拍子の音楽に乗って踊ります。
サンバにおすすめの曲を5つは以下の通りです。
- The Greatest Show
- Temptation
- Suddenly
- Copacabana
- TICO TICO no Fuba
パワフルでかっこいい曲を厳選したので、順番に聴いてみてください。
1. The Greatest Show
The Greatest Showは、2017年にアメリカで製作されたミュージカル映画「グレイテスト・ショーマン」の主題歌に使用されました。有名な曲なので、一度は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
力強い男性ボーカルで、踊りながらテンションが上がること間違いなしです。また、明るい印象の曲なので、ダンスで力強さを表現できれば観客の心をわし掴みにできるでしょう。
2. Temptation
TemptationはArashが作曲した曲で、合間に入るベースがかっこいいです。曲の初めから終わりまでアラビアンな雰囲気で、大人っぽい印象です。
ノリの良い曲なので、気持ちよく踊りきれるでしょう。また、ビートがしっかりしているので、初心者でも踊りやすい楽曲です。
3. Suddenly
SuddenlyもTemptationと同じアーティスト(Arash)が作った楽曲です。
3分を超える曲なので、長時間サンバの練習をする際におすすめです。間奏でも一定のテンションで曲が流れていくので、終始ノリノリで踊れます。
4. Copacabana
これぞサンバというような、明るい雰囲気が特徴のCopacabanaです。陽気なメロディーなので、楽しく練習したい方にもってこいです。
Copacabanaはベースがしっかり聴こえるので、踊っているとカウントがわからなくなってしまう方でも練習に使いやすいでしょう。
5. TICO TICO no Fuba
TICO TICO no Fubaは、アコーディオンアレンジされていることで有名です。独特の可愛らしいメロディーがクセになる、愉快な曲です。
ビートがしっかりとしているアレンジを選べば、サンバを覚えたての方でも比較的踊りやすいため、ダンスに慣れるまでの練習曲にもおすすめです。
チャチャチャおすすめ曲5選
チャチャチャは、1950年代にキューバで誕生したダンスで、キューバで踊られるダンスの一つ「マンボ」から派生したと言われています。マンボを踊っている時に床を鳴らす音が、キューバ語で「チャチャチャ」と聞こえることがその名の由来です。
速いテンポの4拍子に乗せて踊られるチャチャチャは、スピード感とキレのある動きが特徴。競技会などでは、最も盛り上がる種目といっても過言ではないでしょう。
ここでは、チャチャチャのおすすめ曲を5つ紹介します。
- Uptown Funk
- Dynamite
- I Could Be The One
- Perhaps, Perhaps, Perhaps
- Bad Romance
花形種目をかっこよく踊りたい方は、これから紹介する曲から選んでみてはいかがでしょうか。
1. Uptown Funk
Uptown Funkは2014年にリリースされた、グラミー賞歌手ブルーノ・マーズの代表曲の一つです。男性のボーカルが非常にかっこいいので、男性メインのフォーメーションにぴったりです。
非常にノリが良いだけでなく、ビートがしっかりしているので、初心者でも踊りやすい楽曲と言えます。
2. Dynamite
Dynamiteは世界的に大人気の韓流アイドル、BTSの楽曲です。チャチャチャを練習し始めたばかりでも、流行の曲を取り入れることで楽しんで踊れます。
リズムが取りやすく踊りやすい曲なので、韓流アイドル好きの方は取り入れてみてはいかがでしょうか。
3. I Could Be The One
I Could Be The Oneは常にサビのような雰囲気が続く、ノリの良い楽曲です。曲名には「私ならやれる」という意味があり、男性に振り回されずに自分自身の道を強く歩む女性の様を歌っています。
女性のしなやかさだけでなく力強さも表現できれば、観客を魅了できるでしょう。女性メインのフォーメーションにもおすすめです。
4. Perhaps, Perhaps, Perhaps
Perhaps, Perhaps, Perhapsは、アクセントのあるリズムが特徴的です。男性の曖昧な反応に対して「はっきりしてよ!」と訴えかける女性を歌った曲です。
ショーダンスなどで使われることが多く「Perhaps」の歌詞の部分でポーズを変えれば、かっこよく決まります。
5. Bad Romance
レディー・ガガのBad Romanceは、チャチャチャにアレンジされています。特徴的なメロディーで、観客の印象に残りやすい一曲です。
チャチャチャにアレンジされた楽曲は、原曲のかっこよさを残しつつ、南米らしさも感じられる仕上がりになっています。
ルンバおすすめ曲5選
ルンバは、滑らかでゆったりとした動きの中で見せる、男女の駆け引きが魅力的な種目です。テンポがゆっくりなので、初心者に優しいダンスと言えます。
ステップを覚えたら、表情やフリーアームも工夫して、愛を表現してみましょう。ここでは、ルンバのおすすめ曲を5つ紹介します。
- Thinking Out Loud
- Every Step
- Unforgiven
- A Whole New World
- Rather Be
ルンバ特有の雰囲気が楽しめる曲を紹介するので、踊りたいイメージに合ったものを選んでみてください。
1. Thinking Out Loud
Thinking Out Loudは、2014年にリリースされたエド・シーランが歌う楽曲です。ストレートな恋愛感情を歌っており、結婚式で使われることも多い一曲です。
ゆったりとしたテンポの中で表情豊かに踊れれば、大人な雰囲気の恋愛を演出できるでしょう。
2. Every Step
Every Stepは、Sweet boxの楽曲です。浜崎あゆみさんに楽曲提供され、日本では「rainy day」というタイトルで有名になりました。
女性の切ない歌声が魅力的なので、儚くも情熱的な恋愛をダンスで表現しやすいでしょう。
3. Unforgiven
Unforgivenは、Every Stepと同じくSweet boxが歌う楽曲です。Every Stepと比べるとラフなイメージで、ノリやすい曲調になっています。
メロディからサビへの盛り上がりが心地よく、ダンスを通して観客の心を掴みたいという方におすすめです。
4. A Whole New World
A Whole New Worldは、ディズニー映画のアラジンで有名な楽曲です。ルンバを踊るときに使う場合は、アレンジされているものを選ぶのがおすすめです。
落ち着いた曲調でありながら雰囲気が明るいので、恋愛における多幸感を表現しやすいでしょう。
5. Rather Be
Rather Beはピアノが奏でる、流れるようなメロディーが特徴的で表情豊かに踊れる楽曲です。2014年にリリースされた原曲はテクノアレンジが強いので、ルンバアレンジされた曲を使うようにしてください。
曲に合わせて、しっとりとした大人の恋愛を表現してみてはいかがでしょうか。
パソドブレおすすめ曲5選
パソドブレは、20世紀にスペインで誕生し、後にフランスで進化を遂げたダンスです。スペインの闘牛を連想させるかっこよさが魅力的で、社交ダンスでは珍しく男性が主役となる種目です。
ここでは、パソドブレのおすすめ曲を5つ紹介します。
- Espana cani
- My Heart Will Go On
- He’s A Pirate
- Into The Unknown
- Mi Salamanca
定番曲から一風変わった曲まで紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
1. Espana cani
Espana caniは、パソドブレの中で最も有名な曲です。メジャーな曲なだけに、カスタネットバージョンやオーケストラバージョンなど、さまざまなアレンジ曲がリリースされています。
競技会でも使われることが非常に多い曲なので、初心者の方は慣れるまではEspana caniでパソドブレを練習しましょう。
2. My Heart Will Go On
My Heart Will Go Onは映画タイタニックの楽曲ですが、パソドブレにアレンジされています。原曲のしっとりとした印象だけでなく、パソドブレらしいかっこよさも楽しめるおしゃれな曲です。
一風変わったパソドブレの曲を探している方は、My Heart Will Go Onがおすすめです。
3. He’s A Pirate
He’s A Pirateは、映画パイレーツオブカリビアンのテーマで、こちらも世界的に有名な曲です。
非常にかっこいい曲ですが、Espana caniよりもカウントを取りづらいため、初心者が踊るには少々難しいかも知れません。慣れるまでは「1、2」とカウントを意識して踊るようにしましょう。
4. Into The Unknown
アナと雪の女王2の主題歌であるInto The Unknownも、パソドブレにアレンジされています。原曲よりもノリが良く、思わず体が動いてしまうような曲調に編曲されているのが特徴です。
トランペットのメロディーのかっこよく、カスタネットのリズムは心地良いので、観客はダンスを音楽を同時に楽しめるでしょう。
5. ダース・ベイダーのテーマ
有名な曲でパソドブレを踊りたいなら、ダース・ベイダーのテーマがおすすめです。テレビ番組「シャル・ウィ・ダンス?〜オールスター社交ダンス選手権〜」では、声優の山寺宏一さんがダース・ベイダーのテーマで踊っていました。
原曲の勇ましくかっこいい雰囲気はそのままに、パソドブレアレンジされているので、デモなどでぜひ使ってみてください。
ジャイブおすすめ曲5選
ジャイブは、アップテンポで足を蹴り上げたり跳ねたりする動作で魅了する、かっこよく踊れる種目です。つま先立ちをして踊り続けることもあり、運動量が多いのが特徴です。
運動量が多くハードな種目ですが、重心がブレることなく音楽に合わせて踊れれば、観客の心を掴めること間違いなしです。ここでは、ジャイブのおすすめ曲を5つ紹介します。
- Shake it off
- Land of 1000 Dances
- Dont Stop Me Now
- Dear Future Husband
- Broken Heels
かっこよくダンスを踊るには曲選びも重要なので、ぜひ参考にしてみてください。
1. Shake it off
Shake it offは2014年にリリースされ、2015年には
- 最優秀レコード賞
- 最優秀楽曲賞
- 最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス
にノミネートされたテイラースイフトの代表曲です。
ノリが良く、聴いているだけでテンションが上がるような楽しい楽曲です。ジャイブで女性ボーカルの曲を探しているならShake it offがイチオシなので、ぜひ使ってみてください。
2. Land of 1000 Dances
Land of 1000 Dancesは、ウィルソン・ピケットの代表曲で「1、2、3!」から始まるのが印象的です。CMなどでも多く起用されているため、聞き馴染みのある方も多いのではないでしょうか。
曲全体を通して、自然とリズムに乗ってしまうようなノリの良さが特徴です。
3. Dont Stop Me Now
Dont Stop Me Nowは、Queenの代表曲の一つです。こちらも非常に有名な曲なので、つい鼻歌を歌ってしまう方も多いのではないでしょうか。
曲を熟知していると、盛り上がるポイントがわかるので、気持ちよく踊れること間違いなしです。
4. Dear Future Husband
Dear Future Husbandはメーガン・トレイナーの楽曲で、世界で5.4億回再生された超人気曲です。未来の旦那さんへ向けた、自身の取扱説明書をメッセージにした曲です。
ビートが聞き取りやすいので、Dear Future Husbandなら初心者でもジャイブに挑戦しやすいでしょう。
5. Broken Heels
Broken Heelsは2009年にリリースされた、アレクサンドラ・バークの曲です。女性の格好良い歌声が心地良く、耳に残りやすいメロディーです。
運動量の多いジャイブですが、非常にパワフルな曲なので、気持ちよく体を動かせるでしょう。
【厳選】社交ダンス初心者へのおすすめ曲
今回紹介した曲の中で、社交ダンス初心者に特におすすめの曲は以下の5曲です。
- The Greatest Show(サンバ)
- Uptown Funk(チャチャチャ)
- Every Step(ルンバ)
- Espana cani(パソドブレ)
- Shake it off(ジャイブ)
それぞれの種目から、ビートがしっかりしていてリズムの取りやすい曲をチョイスしました。社交ダンス初心者の方は、練習などでぜひ使ってみてください。
リズムに合わせてかっこよくラテン種目を踊れるようになろう
ラテンはテンポが速い種目が多く、初心者の中にはなかなか上手くならないと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。しかし、ラテンの種目を練習して表情豊かに踊れるようになれば、観客の心をわし掴みにできます。
ラテン種目の練習をする際は、まずは曲のビートをしっかり聞いて、リズムに乗れるようになりましょう。練習を重ねるたびにアップテンポの曲に慣れてきて、リズムに合わせて体を動かせるようになります。
ビートがしっかり聴こえる曲を選べば、カウントがわからず悩むことが少なくなります。社交ダンスの上達には曲選びも重要なので、この記事で紹介したものをぜひ使ってみてください。
もし、相談事があれば公式ラインからお気軽にご連絡くださいね!(全てのご期待に添えるかはわかりませんがメッセージには目を通させていただきます)